がん免役療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

樹状細胞ワクチン療法について

最近、免疫を標的にしたPD-1抗体やCTLA-4 抗体といった免疫チェックポイント阻害剤が、がん治療を変えるものとして注目を集めており、がん治療における免疫の重要性が一層強く認識されるようになっています。
樹状細胞を用いたがんワクチンは、2011年にノーベル医学生理学賞を受賞した米大学教授のスタインマン博士による「樹状細胞の発見と研究」が礎となり、1990年代後半から世界中に広まりました。
セレンクリニック東京が技術支援を受けているテラ株式会社は、東京大学医科学研究所で行われていた樹状細胞ワクチンの技術に基にして、高品質の細胞培養を実現し、がんに対する免疫反応を強力に誘導する樹状細胞ワクチン療法についてを開発しました。

そもそも樹状細胞とは、異物を攻撃するT細胞に対して抗原提示をする細胞です。この働きを利用してがん細胞への攻撃を行うのが、樹状細胞ワクチンです。
がんの治療用ワクチンというと、ペプチドワクチンと比較されることがあります。ペプチドワクチンは、人工抗原を注射して免疫反応を期待するものであり、ワクチン作製が簡単で比較的安価に実施できることから、複数の医療機関で治験が行われています。しかしながら、現時点では有効性を証明した治験はありません。さらには、ある種のがんワクチンにおいては、有力な仮説として、ワクチンによって「免疫寛容」が誘導されてしまい、元来、一定レベル存在していた患者さん本来の抗腫腸免疫を減弱させてしまった可能性が指摘されいます。(Eggermont AMM , Eur J Cancer 2009 ; 2087-2090)
一方、樹状細胞ワクチンは、いったん患者さんの細胞を体外に取り出し、厳重な管理のもと、培養技術を駆使してワクチンを作製します。私たちが樹状細胞ワクチンにこだわってきたのは、体内で確実に樹状細胞を働かせて免疫反応を誘導し、がん細胞を攻撃するという目的を達成できる唯一の方法と言えるからです。個々の患者さんごとに細胞加工が必要でコストもかかりますが、有効性の観点からは合理的な方法です。

  ペプチド等ワクチン 樹状細胞ワクチン
製造・品質管理・構造 単純
(化学合成/大量生産)
複雑(細胞の分化・成熟)
(自家細胞:個別化、個々生産)
体内でのTh1反応の制御性 制御不能制御可能

さらに、セレンクリニック東京が提供する「樹状細胞ワクチン療法」には、他の樹状細胞ワクチンとは大きく異なる特徴があります。それは、がんワクチンの機能に最も重要な「Th1反応」を確実に誘導できる技術である、ということです。「Th1反応」は、CTL(細胞障害性T細胞)を誘導し、がん細胞への攻撃に重要な免疫反応です。

樹状細胞ワクチンはこの免疫反応を確実に誘導することが可能 Th1反応とは、がんとの闘いに最も重要 主に細胞性免疫、CTL(細胞傷害性T細胞)を誘導し、Th2反応を抑制する Th2反応とは、主に液性免疫抗体を誘導し、Th1反応を抑制する Th17反応とは、IL-17を生産し、自己免疫患者に関係。がんが免疫から逃れる際にも使用される

またセレンクリニック東京の樹状細胞ワクチン療法では、がん抗原として、汎用性を向上させさらに細胞性免疫の強力な標的化が可能である、「変異型WT1ペプチド抗原」をはじめとした、WT1ペプチドの特許技術を用いて、がんへの攻撃力を高めています。

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