Step1 医療相談
まず始めに、個々の患者さんの病状を踏まえ、専門の医師が今後の治療方針について、患者さん(ご家族)とお話をうかがいながら相談して最適な方法を一緒に考えてまいります。
その中で樹状細胞ワクチン療法についても医師から詳しく説明いたします。患者さんやご家族からのご質問にもご理解いただけるよう丁寧にお答えいたします。
まず始めに、個々の患者さんの病状を踏まえ、専門の医師が今後の治療方針について、患者さん(ご家族)とお話をうかがいながら相談して最適な方法を一緒に考えてまいります。
その中で樹状細胞ワクチン療法についても医師から詳しく説明いたします。患者さんやご家族からのご質問にもご理解いただけるよう丁寧にお答えいたします。樹状細胞ワクチンを受けられるかどうか、血液検査、画像検査などをもとに判断していくため、検査採血を行います。なお、血液検査の結果が出るまでに約1週間かかります。
樹状細胞の元になる、白血球の一部である"単球"という細胞を大量に取り出すために、成分採血を行います。アフェレーシス(成分採血)という方法で行い、約3時間かけて血液の中の単球を含む必要な成分だけを取り出し、それ以外は体内に戻します。
アフェレーシスで取り出した単球は、厳重に管理されたクリーンルーム(細胞加工施設)で培養されます。単球を樹状細胞に育て、人工抗原やがん組織を与えることで、がんの目印を認識した、成熟した樹状細胞に育てます。樹状細胞ワクチンを作るには、出来あがった樹状細胞ワクチンの品質検査も含めてアフェレーシス後約3週間かかります。
樹状細胞ワクチンを2週間に1回のペースで注射により投与します。5~7回の注射が1セットとなり、1セットの治療期間は約3~4ヵ月です。※樹状細胞ワクチンを局所に投与する場合は4~7回で1セットとなります。
1セットの治療終了後に、治療効果を評価します。それらをもとに、今後の治療方針を患者さんやご家族と医師で相談します。