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人工がん抗原 WT1ペプチド

樹状細胞ワクチンはどの「がんの目印(がん抗原)を用いるか」が重要です。~特許技術「WT1ペプチド」~

人工がん抗原有用性ランキング第1位のWT1

「がんの目印(がん抗原)」として、ワクチン作製に用いるのが、人工がん抗原(ペプチド)です。実際に樹状細胞ワクチン療法を受ける場合、どの「がんの目印(がん抗原)」を用いるかが特に重要です。なぜなら、免疫ががん細胞を攻撃する際、どの目印を攻撃するか、が非常に重要だからです。つまり、より効果的な目印を使うかどうかで、がん細胞に対する攻撃力が左右されると言えるのです。

セレンクリニックが提供する樹状細胞療法に使用されている人工がん抗原「WT1ペプチド」は、75種類のがん抗原において、9項目の有用性について評価され、米国の権威ある学会誌「Clinical Cancer Research」で、最も優れていると評価されたがん抗原です

この人工がん抗原は特許技術なので、セレンクリニックグループをはじめとする限られた医療機関でしか治療に使用することができません。

※ Clin Cancer Res 15: 5323-5337, 2009

大阪大学の特許技術「WT1ペプチド」により、受けられる患者さんが飛躍的に増加

セレンクリニックが提供する樹状細胞ワクチン療法では、がんの目印(がん抗原)を樹状細胞に覚えさせるために、手術などで取り出した患者さんのがん組織が必要になります。しかし、すでに手術を終えてがん組織を摘出済みの場合や、全身状態が悪くて採取できない患者さんも多く、がん組織を用意することは難しいのが現実です。そこでセレンクリニックグループでは、がんの目印を人工的に合成して(人工がん抗原)、これを樹状細胞に覚えこませる方法を用意しています。
人工がん抗原の中でも多くの臨床成果が発表され注目を集めている人工がん抗原が「WT1ペプチド」です。これは大阪大学の杉山治夫教授等が長年研究開発し、臨床応用されてきたもので、ほぼすべてのがんに発現していることがわかっています。WT1ペプチドはあらゆるがん種の方に使用可能なことから、がん組織がなくても樹状細胞ワクチン療法を受けていただける患者さんが大幅に増えました。

WT1ペプチドの各がん種における発現率

特許技術「WT1ペプチド」で最適ながんワクチンが提供可能に

セレンクリニックグループでは、免疫反応を最大限に高め、最適なワクチンを作製するために、WT1ペプチドを個々の患者さんに合わせて、使い分けています。そのため、事前にHLA型の検査を行います。
WT1ペプチドが患者さんに合うかどうかについては、白血球の血液型に関係します。血液型の分類は、赤血球による「ABO式血液型」がよく知られていますが、免疫をつかさどる白血球にも血液型があり、これを「HLA」と呼んでいます。WT1ペプチドの中で、患者さんのHLAに適合し、効果的にがんに対する免疫反応を起こす部分は、一部分にしかありません。患者さんの血液から培養した樹状細胞に、効果の期待できないWT1ペプチドの部分を取り込むことは、がんの免疫反応を効率よく起こしてくれない、すなわち治療効果が期待できないということになります。
効果がある部分については、杉山教授の特許技術であり、セレンクリニックグループは、この独占実施権を持つテラ株式会社より技術提供を受けています。

患者さんに最適化したセレンクリニックグループのWT1ペプチド 患者さんに合った部分だけ使うことで、がんに対する免疫反応を効果的に起こす。中でも「変異型WT1ペプチド」はより効果を強化

新しいWT1ペプチド「WT1クラスIIペプチド」を提供しています

2014年より、当グループは、新しいWT1ペプチド「WT1クラスIIペプチド」を治療に使用しています。WT1クラスIIペプチドは、いままでのWT1ペプチドとは異なった作用メカニズムによって、強いがん免疫を誘導します。このWT1クラスIIペプチドを使用した樹状細胞ワクチン療法の臨床試験において、東京慈恵会医科大学の研究グループは、膵臓がんに対して良好な結果を報告※1しています。

※1 Clin Cancer Res. 2014 Aug 15;20(16):4228-39.

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