がん免役療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

がんワクチンに関係するニュース

がんワクチンをめぐる動き

がんワクチンはその有効性が謳われながらも、臨床の現場では長らく患者さんにとって身近とは言えない治療法にとどまってきました。

しかしながら、一部のがんワクチンでは、第3項先進医療として、保険診療との混合診療が認められるものも出てきました。

また、薬事承認に向けて大きな一歩を踏み出そうという動きも出てきました。
製薬企業が乗り出し、第Ⅲ相試験が実施されているものもあります。

がんワクチンに副作用はあるの?

人がもともと持っている免疫システムを利用して、がん細胞だけを狙い撃つがんワクチン治療は、副作用が少ないことで知られています。

皮下注射を行うことによる皮膚の赤みやしこりが多く見られる副作用で、皮膚に潰瘍を形成するケースも報告されています。
皮膚反応に加え、発熱や倦怠感などが見られることもありますが、重篤な有害事象(患者さんのQOL=生活の質を損なうほどの副作用)はほとんど認められていません。
しかし、多数行われているがんワクチンの臨床研究の中には、免疫機能が強力に増強されたために生じたほかの臓器へのダメージやリンパ浮腫などの副作用が報告されています。このような副作用に対しては、ワクチンの投与を中止することで改善されています。

がんワクチンの将来性

第4のがん治療法として、薬事承認に向けて期待されるがんワクチンですが、その多くは臨床研究段階にあり、有効性が確立された治療法とは言えないのが現状です。

免疫機能を高めるまでに時間を要することなどから、がんワクチン単独での治療の限界も指摘されています。
また、現在は、標準治療後の難治性や再発のがん患者さんなどが主な対象とされています。
しかし、がんワクチンの特性から「患者さんの免疫機能が大きく損なわれていない」かつ「がんが小さく早期、あるいは治療後のがんが消失・縮小している」状態で、より有効性を発揮するとも言われています。

いずれにせよ、患者さんのQOLを大きく損なうことなく、延命に効果を発揮するがんワクチンが選択肢の一つとなることは、患者さんにとって意義深いことです。
標準治療である3大治療との併用で、がん治療が大きく変わる可能性も秘めています。

がんワクチンが患者さんにとって身近な選択肢となるよう、国、企業、医療機関、患者さんが一体となって、がんワクチンへの理解を深め、柔軟な発想で研究が進められていくことが不可欠と言えます。

がんワクチン治療「ペプチドワクチンと樹状細胞ワクチン療法」の違いページへ