がん免疫療法セレンメソッド外来

がん免疫療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

がんワクチンの開発の歴史

がんワクチン開発の流れ

がんワクチンの始まりは、1991年にベルギーのテリー・ブーン博士の研究グループが、悪性黒色腫において、がん細胞だけに発現しているがん抗原遺伝子を発見したことによります。

以降、次々とがん抗原遺伝子が発見されますが、がんワクチンの有効性を示す成果はなかなか得られませんでした。
基礎研究や第Ⅰ、Ⅱ相臨床試験では効果が認められたがんワクチンでも、第Ⅲ相試験で期待される効果が認められずに終わることがほとんどでした。

2004年、免疫療法の権威である米国のローゼンバーグ博士により「がん免疫療法によって、がんを小さくする効果は限定的で、有効と判断できるケースは2.6%に過ぎなかった」という報告がなされ、衝撃を与えます。

その後、がんワクチンの特性に沿った新しい発想での研究努力が重ねられ、
2007年頃から欧州においてがんワクチンが承認されるようになりました。
2009年、FDA(食品医薬品局)は製薬企業に向けて、ワクチンの治験方法についての「Clinical Considerations for Therapeutic Cancer Vaccines」と称するガイダンスを公表。2010年には、米国においても前立腺がんを対象とする
PROVENGE®(プロベンジ)が、初のがんワクチンとして承認され、

2011年には最終的なガイダンスを取りまとめて、国としての公式見解を発表しました。

この間、2010年には、米国においても前立腺がんを対象とするPROVENGE®(プロベンジ)が、初のがんワクチンとして承認されます。
がんワクチンの認知度は?
2012年のNHKテレビ番組『あさイチ』によるがんワクチン特集を始め、マスメディアでもがんワクチンの話題が取り上げられるようになったことから、一般の人々の間でもがんワクチンが認知されるようになってきました。

しかしながら、がんワクチンを取り巻く状況はまだまだ多くの人に知られているとは言い難く、患者さんにとっても身近な選択肢とはなっていません。

私たち一人ひとりががんワクチンへの理解を深めることは、がんワクチン治療が患者さんにとって身近な治療法の選択肢となるための、大切な一歩です。

がんワクチンの今後の展開

日本でも東京大学医科学研究所を中心に、複数の医療機関が協力し合い、がんワクチンの研究が行われてきました。
新たにがんワクチンの研究センターを設置し、研究開発を進める大学病院などの医療機関も出てきています。

こうした研究の中には、新薬承認に向けた治験が始まっているものもあります。
がんワクチン治療は、確立された「標準治療」への道を歩んでいる治療法の一つと言えます。

がんワクチン治療「ペプチドワクチンと樹状細胞ワクチン療法」の違いページへ