がん免役療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

がんの目印(がん抗原)とは?

がんの目印となるがん抗原とは?

がんの目印とも言えるがん抗原。
簡単に言うと、がん抗原は「がん細胞にくっついている特有のタンパク質」です。
もちろん正常な状態では体の中には、がん抗原は存在しませんが、ウイルス感染やがん遺伝子の活性化、がん抑制遺伝子の非活性化などで出現します。

がん抗原の性質と仕組み

体の免疫細胞はこのがん抗原を目印にして異物(がん細胞)を見つけては壊そうとします。
普通なら今まで存在しなかった異物(抗原)があれば、免疫機能によりすぐさまがん細胞は壊されてしまいます。
しかしがん抗原は、免疫機能をうまくごまかす性質も併せ持っているため、がん細胞は増殖しながら生き長らえるという仕組みなのです。

がんの再発は、がん抗原を調べると分かる

この特有の「がん抗原」を調べることは検査や治療に大いに役立ちます。
正常な細胞にはなくがん細胞にだけ発現するがん抗原を血液検査で調べれば、体の中にがんがあるかどうかある程度知ることもできます。
臨床の現場では主に手術後、がんの再発がないかどうか、がん抗原の増減でチェックします(大腸がんにおけるCEA、胆管がんやすい臓がんのCA19-9等)。

がん抗原の性質を利用した治療法も

がん抗原を調べるだけではなく、最近ではがん抗原を目印にして治療に応用する取り組みもなされております。

「分子標的薬」として多くの薬剤が、がん細胞にがん抗原を直接結合して破壊したり、がん細胞が増殖するシグナルを止めたり、血管増生を防いで大きくなるのを防ぐなど、すでに使用されております。
実際これらの薬剤は大規模な臨床試験で明らかに効果が認められており、単独もしくは化学療法(抗がん剤)と併用して使用します。

また、がん細胞を叩く免疫細胞を採血で取り出してそれを増殖させ活性化したものを改めて体に戻すという、免疫細胞療法の研究が日々進んでいます。
この治療法はまだ保険診療として認められていませんが、保険診療を目指してエビデンスの構築に取り組んでるグループが注目されています。

免疫細胞療法の特性ページへ