がん免疫療法セレンメソッド外来

がん免疫療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

樹状細胞ワクチン療法の特長

img11

樹状細胞ワクチン療法のメリット

人間の体にはそもそも免疫の力が備わっています。免疫とは、ウイルスや細菌といった体外から侵入してきた「自分でない」外敵や、がん細胞のように「自分自身でありながら命を脅かすほどに異物化した自分」に出くわすと、攻撃してやっつける機能のことを指します。

この免疫の働きにおいて、司令塔の役割を果たしているのが樹状細胞です。樹状細胞は、敵を認識し、その情報をほかの免疫細胞に伝える、抗原提示能力に優れています。こうした特長を活かした治療法が樹状細胞ワクチン療法です。

樹状細胞から敵の情報を伝えられたキラーT細胞(細胞傷害性T細胞=CTL)が、敵の顔を認識して敵だけを攻撃するため、ほかの細胞を傷付けることなく治療を行うことができ、副作用が少ないのがメリットです。通常は入院などの必要がなく、通院で治療が可能です。

これらの理由から、樹状細胞ワクチン療法は、患者さんの高いQOLに貢献する治療法として知られています。
また、患者さんのがんの種類や体の状態、治療の状況などに応じて、ほかの治療法と組み合わせながら行うため、個々人に合わせたオーダーメイドの治療法とも言えます。

樹状細胞ワクチン療法の種類

樹状細胞ワクチン療法には、樹状細胞に認識させるがん抗原に何を用いるかなどにより、大きく3つの方法があります。

一つは、自己がん組織樹状細胞ワクチン療法と呼ばれる治療法で、患者さん自身のがん組織を用います。患者さん自身のがん組織は手術の際などに採取しますが、治療のタイミングなどによっては入手することが困難であるといった課題があります。

次に、人工抗原樹状細胞ワクチン療法と呼ばれるものがあり、その名が示す通り、人工のがん抗原を用いた方法です。患者さん自身のがん組織を必要としないため、より多くの患者さんに適応できるのがメリットです。

最後は、局所樹状細胞ワクチン療法と呼ばれ、がんの局所に直接樹状細胞ワクチンを注射する方法です。直接注射ができる箇所にがんがあることが治療の条件となります。

樹状細胞ワクチン療法の治療の流れ

樹状細胞ワクチン療法の治療の流れとしては、まず樹状細胞ワクチン療法が適応できるかどうか、血液検査などを行います。

続いて、樹状細胞の元となる細胞を、採血によって取り出します。この細胞を樹状細胞へと育てます。

そして、培養した樹状細胞に、患者さん自身のがん組織から採取した、もしくは、人工のがん抗原を取り込ませ、覚えさせます。

その後、がん抗原を記憶した樹状細胞を患者さんの体内に戻します。

樹状細胞はキラーT細胞(細胞傷害性T細胞=CTL)に指令を出し、がんの攻撃隊を増員します。キラーT細胞は、樹状細胞に教えられた敵だけを狙い撃ち、より効果的にがんをやっつけます。

樹状細胞ワクチンのしくみと種類のページへ