がん免役療法 がんワクチン治療・樹状細胞ワクチン療法なら

免疫療法・がん治療に関するニュース

2014年10月8日再生医療を担う人材育成

~ 京大・阪大・東京医科歯科大が共同で団体設立 ~

 京都大学・大阪大学・東京医科歯科大学は、2014年11月を目処に共同で「再生医療支援人材育成コンソーシアム(仮称)」を設立し、将来の再生医療の産業化を担う人材の育成に乗り出すと発表した。企業による細胞培養委受託事業の参入が可能になるなか、再生医療研究において中心的な3大学が協力し、各大学の大学院で細胞培養や加工を手がける技術者を育て、新産業への人材供給を目指す。

 再生医療については、2014年11月25日に再生医療等安全性確保法と改正薬事法が施行される。同法により、治療に用いる細胞シートなどの再生医療製品の承認制度が整備されると共に、外部への細胞培養委受託も可能になるため、新たな産業創出につながると期待が高まっている。

 京都大学はiPS細胞研究をはじめ、専門家も多く、再生医療研究が盛んに行われている。また、大阪大学では細胞シートを用いた心臓病の研究に取り組んでおり、東京医科歯科大学では国のプロジェクトなどで再生医療研究を支援している。これら3大学は同コンソーシアムを通じ、細胞培養の技術者を育てることを目的とした教育のカリキュラムを共同で作成する。また、理化学研究所や慶応義塾大学などの協力も得て、研究者の講義を録画するなどしてeラーニング(インターネットを利用した遠隔教育)の教材を開発する予定。細胞培養の実習指導なども行い、ノウハウを習得するだけでなく、再生医療を巡る倫理や法規制、知的財産に関する制度などについても教育する。

 日本再生医療学会は同法の施行に伴い、今年から臨床培養士や認定医など再生医療の専門家を認定する制度をスタートさせており、3大学は同学会と連携し、臨床培養士として認定される人材の育成を目指す。また、再生医療イノベーションフォーラム(再生医療の業界団体)と連携し、育成した人材の受け皿としてだけでなく、品質管理などに関する講師の派遣なども行う。

お問い合わせ・資料請求/医療相談ご予約