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2014年12月10日大腸がん転移をタンパク質の変化で予測

~京大が実用化を目指す~

2014年12月3日、京都大学は大腸がんにかかった場合、予後(病気の進行具合や治療の効果)が良好かどうかを予測するタンパク質(Trioトリオ)を発見したと発表し、その研究成果は米国癌学会「Cancer Discovery」誌の電子版に掲載されました。

 当研究では、大腸がんに細胞に存在する「Trio(トリオ)」と呼ばれるタンパク質の一部の構造に化学変化(変異)が起きていると、がん細胞の運動を促す分子が活性化し、他の臓器に転移しやすくなることを明らかにしました。

他臓器に転移がない大腸がん手術例115人に対し、Trioの変異について解析を行った結果、70人に変異が認められ、その2割が診断から5年以内に死亡していた一方で、変異が認められなかった45人は、全員が生存していた。

また、転移を認めた患者57人に対しTrioの変異について解析を行った結果、46人に変異が認められた他、手術後の生存率は変異を認める患者よりも、認めない患者の方が低い結果となった。

 大腸がんは女性のがん死亡原因の第1位、男性では肺・胃に次ぎ第3位の疾患で、転移の仕組みの解析と、それを抑制する治療方法の確立が課題となっている。

Trioの変異により転移の可能性が予測できれば、早期に化学療法等を行うことで効果的に治療ができると期待が寄せられている。

今後は、企業と協力して診断キットとして数年後の実用化を目指す。

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