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2014年8月25日オンコリスバイオファーマ、超早期のがん細胞を検出する検査サービスを年内開始

~肺がんや乳がん、子宮頸がんを対象とし、血中循環腫瘍細胞を検出~

 オンコリスバイオフォーマは、血液中に浮遊、循環するがん細胞(血中循環腫瘍細胞=CTC)を蛍光発光させて検出する技術を活用し、超早期の段階でがん細胞を検出する検査サービス事業を立ち上げる。

 CTCを蛍光発光させて検出する技術には遺伝子改変したアデノウイルスが用いられ、「テロメスキャンF35」と名付けられた。テロメスキャンF35は、OBP-401(テロメスキャン®)の基本構造をもったウイルス遺伝子配列に、正常な血球細胞でその増殖を抑制するマイクロRNA標的配列を組み込み、更に35型のアデノウイルスのウイルスファイバーを導入した新規特異的癌検査用遺伝子改変ウイルスである。

 がん種は肺がんや乳がん、子宮頸がんを対象とし、順天堂大学や金沢大学など、国内外の大学医学部と検査の有効性の検証のための臨床研究を進める。現在は目視により検出しているが、市販の検査機器を組み合わせ、色によって自動識別する技術として年内に確立、その後、製品化する方針。

 さらに検査キットにして検査会社に使用権を供与。ライセンス料のほか、ウイルス「テロメスキャンF35」を継続的に供給する事業にする。年内に東アジアの1社に供与する予定で、欧米企業や国内の大規模な医療機関にも広げる(日本では、19年までに医療機関内にCTC検査センターを10カ所程度設ける計画)。

 現在、肺がんや乳がんは、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)を用いても、腫瘍が5ミリから1センチメートル程度まで大きくならないと検出できない。そのため、外科手術後にがんが再発、転移する可能性を把握できない事が多いと言われている。

 CTCは、肺などの臓器にできたがん細胞から漏出したものと考えられており、CTCの検出結果は、医師が外科手術後の経過観察や抗がん剤の選定など、早期の治療方針を検討する際に重要な情報になるではないかと期待が寄せられている。

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